映像

縦型と横型、企業動画はどちらで作るべき?目的別に考える選び方

こんにちは。富山の映像制作会社2FRAME2(ニフレ)です。

最近、打ち合わせでよく聞かれるのが「縦型の動画も作ったほうがいいですか?」という質問です。SNSを開けば縦型の動画ばかりが流れてくるので、気になるのは当然だと思います。

ただ、この質問への答えは「縦型が正解」「横型が正解」と決まっているわけではありません。動画で何を得たいのかによって、有利な形が変わります。この記事では、縦型と横型がそれぞれ何に強いのかを整理して、目的に合わせた選び方をご紹介します。

縦型が有利なこと

知らない人に見つけてもらう

縦型のいちばんの強みは、まだ会社を知らない人に届きやすいことです。Instagramのリール、TikTok、YouTubeショートなどでは、フォローしていない人の画面にも、おすすめとして動画が流れてきます。

会社名で検索してもらうのを待つのではなく、こちらから見つけてもらいに行ける。新しいお客さまや、応募者との最初の接点をつくりたいときに向いています。

画面を独り占めできる

縦型の動画は、スマホの画面いっぱいに映ります。横の動画をスマホで見ると、画面の上下に余白ができ、ほかの情報も一緒に目に入ります。縦型なら、見ている人の視界をまるごと使えるので、最初の数秒で引き込む力が強くなります。

人の表情や距離の近さを伝える

縦の画面は、人物の顔や手元を大きく映すのが得意です。話している人の表情、職人の手つき、料理が仕上がる瞬間。そうした「近さ」が、そのまま画面いっぱいに伝わります。

社員の人柄を見せたい採用動画や、お店・スタッフの雰囲気を伝えたい動画では、この近さが親しみにつながります。

短く、本数を出しやすい

縦型の動画は、15秒から60秒ほどの短い尺が基本です。1本あたりの情報を絞るぶん、テーマを変えて何本も出す運用に向いています。続けて発信すること自体が、会社の「動いている感じ」を伝えてくれます。

横型が有利なこと

一度にたくさんの情報を見せる

横の画面は、人と背景、商品と使う場面などを、1つの画面に一緒に収められます。工場の広さ、街並み、自然の風景といったスケール感も、横型のほうが伝わります。

「何を作っている会社なのか」「どんな環境で働いているのか」を、1カットで説明できるのが横型の強みです。

じっくり見てもらい、信頼してもらう

ホームページやYouTubeで再生される横型の動画は、2分、3分と、腰を据えて見てもらえることが多くあります。会社紹介やブランドムービーのように、「ちゃんとした会社だ」と感じてもらいたい場面では、横型の落ち着いた画づくりが力を発揮します。

紹介を受けた人や、提案のあとに会社名を調べた人が最後に確かめるのは、ホームページです。そこで見せる動画は、横型で作っておくのが安心です。

検索で探してもらう

YouTubeでの検索や、会社名で調べた人がたどり着く先として、横型の動画は長く残ります。SNSのおすすめで流れていく縦型に比べて、あとから探してもらえる資産になりやすいのが横型です。

大きな画面や、いろいろな場所で使い回せる

テレビ、展示会のモニター、説明会のスクリーン、店頭のサイネージ。こうした大きな画面の多くは横向きです。1本の動画をいろいろな場面で使い回したいなら、横型を基本にしておくと使い道が広がります。

目的別の早見表

こうしたい 有利なのは
まだ知らない人に、会社やお店を知ってもらいたい 縦型
採用の応募を増やしたい(まず興味を持ってもらう) 縦型
会社やブランドを、信頼してもらいたい 横型
商品やサービスを、詳しく理解してもらいたい 横型
展示会・説明会・テレビなど、大きな画面で流したい 横型
SNSで、こまめに発信を続けたい 縦型

実際には、縦型で興味を持ってもらい、横型で信頼してもらう、という組み合わせがいちばん効果的なことも多くあります。採用なら、SNSの縦型動画で会社を知ってもらい、ホームページの横型の動画で働く環境をじっくり見てもらう、といった流れです。

両方ほしいなら、最初から両方で考える

「横型を作ったあとで、縦型にも直せばいい」と考えがちですが、実はそう簡単ではありません。

横型の映像から縦型を作ると、たとえば次のようなことが起きます。

  • 人の顔が切れる:横長の映像から縦に切り出すと、左右の大部分が画面の外に出ます。画面の端にいる人物は、顔が半分切れたり、後ろ姿しか映らなかったりします。カットごとに、切り出す位置を一つずつ調整する必要があります。
  • テロップやロゴを組み直す:横長の画面に合わせて入れたテロップやロゴは、縦の画面ではそのまま使えません。改行の位置や文字の大きさ、配置を縦用に組み直す必要があります。
  • カットの長さやつなぎが変わる:縦の画面では、一度に見える範囲が狭くなります。横型では引きの画で伝わっていた情報が伝わりにくくなり、カットの選び方やつなぎ方を見直すこともあります。

どれも直せることですが、手間がかかりますし、映像によっては「縦にすると成立しないカット」もあります。

最初から両方で使うと決まっていれば、撮影の段階で、被写体を画面の中央寄りに置く、縦用の寄りのカットも押さえておく、縦用のテロップの入れ方も先に決めておく、といった準備ができます。結果として、あとから作り直すより、費用も手間も抑えられます。

動画をどこで流すのかを最初に決めておく大切さは、「動画制作を外注する前に、社内で決めておくべき5つのこと」のコラムでもご紹介しています。

迷ったら、ご相談ください

縦型と横型のどちらが良いかは、動画で何を得たいかで決まります。「どちらで作るべきか分からない」「両方ほしいけれど予算が気になる」という段階でも、まずはご相談ください。目的に合わせて、縦・横の作り分けや、両方を見据えた撮影プランをご提案します。

企業PR動画・ブランドムービーについては、制作の流れ・料金・実績をまとめた専用ページもご用意しています。

対応している映像の種類はServiceに、これまでの制作実績はWorksにまとめています。

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